天理教では、178年前の立教以来「病のもとは こころから」と教えています。
病気になれば、病院へ行き、治療や手術を受けることをします。天理教では、「医者や薬は 人生の肥」とされ受ける事を推奨しています。<参考:天理教の病院>
しかし、医療というのは、木に例えるならば、地上の部分を切り取るようなものです。地下部分の根が取り除かれない限りは、いずれ同じ事になってしまいます。医療は地上の見える部分を対象としますが、天理教では、地下の見えない部分である根を対象としています。
病気や困り事など都合の悪い木は、根こそぎ取り除くべきものです。一方、家族に恵まれる、経済的に恵まれるなど都合の良い木は、そのまま維持すべきものです。良い木を育て、悪い木は取り除く、そのような日常的な作業によって、より質の高い生活を得るアドバイスをしています。
方法や手段は、個々人の状況によりさまざまですが、癌を例に上げると次のようになります。
①緊急的に癌の摘出手術を受ける。
②どのような根(原因)がどのように絡み合っているか全体像を明らかにする。
③根への栄養を遮断することで枯らすため、どのようなクセを抑えるかを判断する。
④継続的にできるよう、定期的に勉強会に参加する。
以上②~③までのプランを決めるまでに1年くらいの時間を要し、根を完全に枯らすまでには30年くらいかかります。もちろん、新たに栄養を行かないようにしているので、比べてみると3年目くらいから効果は実感できます。